2011年7月27日 | 税理士ブログ

【節税】節税の強い味方!決算賞与

今回は、決算での節税対策です。

◆みなさん、ボーナスをフル活用していますか?

「えっ!ボーナスは、年に2回ちゃんと支払っているよ。」

◆そうですね。
タイミングとしては、夏季賞与、年末の冬季賞与が、一般的ですね。

「じゃぁ、フル活用って?」

◆決算での臨時ボーナスというものもあるんです。
これを決算賞与といいます。

従業員さんに支払うものだったら、
時期は2回に限られず、会社の経費となります。

特に、決算で多額の利益が出てしまいそうなときにできる
節税対策として有効です。

「そんなの決算でいくら利益が出るかわからないよ!」

◆たしかに、決算日までに支給すれば、
てっとり早い節税対策とはなりますが、
今回のポイントは、未払いでも今期分の経費となることです!

「では、いつ払ってもいいの?」

◆いえいえ、未払いとはいえども、
決算日までに金額などが確定している必要があります。

未払いの決算賞与が経費として認められる条件とは・・・?

(1)賞与の支給額を各人別に、かつ、同時期に支給を受ける
すべての使用人に対して通知をしていること

(2)その通知をした金額を事業年度終了の日から、
1ヶ月以内に支払っていること

(3)その金額を通知した事業年度で経費として計上していること

決算賞与を支給は、節税になるばかりでなく、
従業員の勤労意欲を向上させるメリットがあります。

決算賞与の対策は、決算の対策を早くから計画していれば、
比較的、実行しやすいものです。

ぜひぜひ、検討してみてください。

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